複合機の購入は現金?リース?

メリットデメリットをしっかり知ろう!

複合機の購入を検討中の皆さま。複合機の購入は、”現金”か”リース”のどちらかが一般的です。複合機は安いものでも1台40,50万円から。最高クラスの機種になると1台100万円以上するものも。正直、「購入(一括)はちょっと…」という方も多いでしょう。

複合機の購入を検討中の皆さま。複合機の購入は、”現金”か”リース”のどちらかが一般的です。複合機は安いものでも1台40,50万円から。最高クラスの機種になると1台100万円以上するものも。正直、「購入(一括)はちょっと…」という方も多いでしょう。

コピー機販売のOFFICE110

複合機の購入

複合機の購入 現金のメリット

複合機の購入方法として、まず挙がるのが”現金”。一括にせよ分割にせよ、現金がもっとも信頼されるのは確かです。しかし、現金での購入にもメリット・デメリットが。では、まずは現金での購入について”メリット”から見ていきましょう。

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好きな機種を選べる

現金で購入すると、予算にもよりますが”好きな機種を選ぶ”ことができます。複合機の基本は印刷・コピー・スキャン・FAXなど。基本機能だけをとってみても、精度の繊細さや印刷速度などは最新の機種になるほど高い性能です。

また、2,3年前の機種であれば、比較的状態の良い中古複合機も出回っています。新品に比べて1/3ほど、中には2/3以下と格安で購入できる機種も。予算があまりない状態でも、複合機を現金で購入することは可能なのです。

現金での購入で新品が難しいのなら、中古複合機から探してみるのも1つの手でしょう。

所有権が自身にある

”所有権が自身にある”というのは現金で購入するからこそです。当然、リースやレンタルで契約すると、複合機の所有権はリース会社やレンタル会社のものに。あくまで契約に記載されている中でしか複合機を扱うことはできません。

その点、所有権が自身にあれば自由に処分、買い替えることができます。事業は流動的なもので、たった1,2年後には予算に余裕がある可能性も。反対に、予算に余裕がなくなって複合機を手放す必要のあることもある訳です。

リース会社、レンタル会社に気兼ねせず”自由”にできるのは、それだけでも十分に魅力を感じます。

中古買取にも出せる

所有権が自身にあるからこそ、現金で購入すれば”中古買取に出す”ことも可能です。先述した通り、中古複合機は2,3年前の機種であれば十分に見つけられます。4,5年前と、ちょっと古めの機種であればより多くが出回っているほど。

つまり、中古複合機の需要は高く、中古買取にも出しやすいということです。新品であれば1台40,50万円、高いもので100万円以上と。「機能(性能)が同じなら中古で…」と中古を検討する事業者が多いのも納得できるでしょう。

将来的に”売る”という選択肢も考慮すれば、ちょっと高くとも新品の複合機を現金で購入するのもおすすめです。



複合機の購入 現金のデメリット

好きな機種を選べる、所有権が自身にあるなど複合機を現金で購入するメリットは多くあります。しかし、現金での購入には同時にデメリットも。「リースにすればよかった…」と後悔しないためにも、デメリットについて知っておくことが大切です。

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購入代金が高くなる

現金で購入すると、どうしても”購入代金は高くなる”ことが挙げられます。例えば、コニカミノルタのスモールオフィス向け複合機”bizhub 1830”で標準価格398,000円、上位機種”bizhub 1830f”で588,000円(約60万円)です。

コニカミノルタ(KONIKA MINOLTA)複合機/複写機

また、生産性を高めた最上位機種”bizhub C759 Premium”になると標準価格4,498,000円(約500万円)というものも。少なくとも40,50万円、できれば100万円以上は複合機の購入予算として確保しておく必要があります。

パソコンやビジネスフォンなど、他の機器の購入も予定しているのなら複合機はちょっと辛いかもしれません。

経費処理が面倒臭い

”経費処理が面倒臭い”というのも、現金で購入したときの不満点としてはあります。複合機を新品で購入すると、法律により固定資産税のかかることが。また、経費にしようにも、一括清算はできないので”減価償却”する必要があります。

減価償却とは固定資産を取得したときに、購入価格と耐用年数に応じて毎年経費処理していくこと。例えば、購入代金100万円、耐用年数5年だったとして毎年20万円(100万円を5年で割る)ずつ経費計上していくなどです。

経理担当者を設置しているのならまだしも、個人事業主のような代表1人だけだと経費処理は地味に手間です。

点検・修理も必要に

複合機を現金で購入すると、”点検・修理も必要になる”こともでてきます。リースやレンタルであれば、複合機の所有権はリース会社やレンタル会社に。当然、複合機の点検・修理にかかる責任もリース会社やレンタル会社にあります。

反面、現金で購入すると複合機の所有権は自身にあるので、点検・修理も責任を持って自身で進める必要が。購入時に”保守契約”まで結ぶのか。必要なときにだけ業者に依頼するのか、あらかじめ決めておいた方が良いでしょう。

複合機の管理までできるのか考え、もし難しいようなら現金で購入すると後悔することになるかもしれません。



現金での購入をおすすめする人

現金で購入すると所有権が自身にあるだけに”自由度”が高い反面、費用面や経費面での”責任”もでてきます。権利を得るには義務を果たす必要もあるということ。では、現金で購入をおすすめするのはどんな人なのかご紹介しましょう。

予算に余裕がある人

まず、”予算に余裕のある人”は複合機の現金での購入をおすすめします。

日本は複合機の開発・生産において間違いなく世界1,2の技術力があります。毎年とは言わずとも、複合機に関しては2,3年おきに新機種や新機能が発表されるほど。各メーカーでは常に機能性、耐久性の向上が研究されています。

最近では毎分50枚、60枚以上の高速印刷に対応した機種。印刷からホチキス留め、製本に至るまで自動で行ってくれる機種も。予算に余裕があれば、そんな最新機種の中から用途や目的に応じて自由に複合機を選べる訳です。

節税に力を入れている人

次に、”節税に力を入れている人”もまた複合機は現金で購入するのがおすすめです。

先述した通り、複合機は”固定資産の一種”として取り扱われます。その為、複合機の購入代金を経費として一括清算はできません。多少面倒ではありますが、購入価格と耐用年数に応じて”減価償却”して経費処理する必要が。

反面、減価償却することで毎年の節税には効果があります。例えば、購入価格500万円の最上位機種を購入したとして、耐用年数5年であれば毎年100万円を経費に。100万円でも経費に当てられるのは意外と助かるものです。

マメに点検・修理できる人

最後に、”マメに点検・修理できる人”というのも複合機は現金で購入するのが良いでしょう。

というのも、複合機は精密機器なのでマメに点検・修理しておくと性能が落ちにくく、故障のリスクも下がります。しかし、リースやレンタルだと、リース会社(レンタル会社)によっては点検・修理が疎かでカタログスペックに達していないことも。

その点、現金で購入し、点検・修理しておけば故障のリスクも自身でコントロールできます。耐用年数5年の複合機でも、適切に点検・修理すれば7,8年と長く使えることも。状態が良ければ、中古に出したときに高価買取もしてもらえます。



複合機の購入

複合機の購入 リースって何?

複合機の購入には、現金の他に”リース”という選択肢も。正直、「リースとレンタルって何が違うの?」とよく分かっていない方も多いのでは?では、リース契約による複合機の購入について、レンタルの違いについて詳しくご説明しましょう。

リース契約とは

”リース契約”とはリース会社が複合機を購入し、利用者に対して物件(複合機)の長期賃貸契約を交わすというもの。一般的に、リースする物件は利用者が決められ、リース会社に使用料として”リース料金”を支払います。

リースの期間は通常であれば3年から5年、中には1年単位で契約更新する必要のあるリース会社も。リース会社によって範囲はあるものの新品かつ最新機種から選べ、複合機の初期費用を抑えられるという点では魅力的です。

資金の融資をする銀行、物件を貸し出すレンタル会社の合わさったようなサービスをイメージすると分かりやすいでしょう。

リースとレンタルの違い

リースとレンタル、どちらも似ているようですが正確には異なるサービスです。以下に、リースとレンタルの違いをまとめました。

  • リースは自由に、レンタルは在庫からしか選べない
  • リースは3年以上、レンタルは最短1日から契約できる
  • リースは購入代金の全額、レンタルはレンタル料のみ
  • リースは原則不可、レンタルは途中解約ができる
  • リースは割安、レンタルはレンタル料が割高になる

リースとレンタルであれば、複合機に関しては”リース”をおすすめします。というのも、レンタルではレンタル会社にある型落ちの中古複合機から選ぶ必要のあるため。中古であれば現金で購入してしまった方が基本的にお得なためです。

リースまでの流れ

ただし、リースには銀行での融資ように、リース契約できるかの”審査”があります。

  1. リース会社にお問い合わせ
  2. リース物件の選定
  3. リース料金の試算
  4. リースの申し込み
  5. リースの審査
  6. リース契約の締結
  7. リース物件の納品
  8. リース契約の開始
  9. リース料金のお支払い
  10. リース物件の返却

リース会社によって異なるものの、審査には”会計経歴書”や”財務資料(3期分)”などが。当然、審査に通らないとリースは受けられませんし、審査の結果によっては選べるリース物件の幅に影響することもあります。

当然、リース会社によって審査の基準だけでなく、リース料金や契約内容も様々です。少なくとも2,3社から、できれば4,5社から見積もりを取って比較するのが良いでしょう。長期契約なだけに条件をしっかりすり合わせるべきです。



複合機の購入 リースのメリット

銀行のようでもあり、レンタル会社のようでもある。リース会社(リース契約)というのは一見すると複雑なようにも思えます。しかし、1台100万円以上もする複合機でもより気軽に導入できるリースには、現金にはないメリットがあります。

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初期費用を抑えられる

リースで購入すると、リース会社にもよりますが一般的には”初期費用を抑える”ことができます。複合機は最上位機種にもなると1台500万円することも。一般的な機種でも1台100万円前後、少なくとも40,50万円は必要です。

その点、1台100万円前後の機種でも、リース契約であればリース料金は1万円ほどに。リース会社によっては7,000円ほどのところもあります。保守契約やトナー、用紙代を含めて1カ月2万円以内にすることもリースであれば可能です。

高機能機種を選びたい…、でも予算には限りがある…、というときにはリースは魅力的な選択肢でしょう。

リース料金を経費にできる

”リース料金を経費にできる”というのも、リースで契約したときのメリットとして挙げられます。リース契約は賃貸契約の一種です。業務用にオフィスを借りるのと同様に、複合機のリース契約ではリース料金の”全額”を経費処理できます。

また、現金での購入とは異なり、リース契約では”固定資産税”もかかりません。というのも、リースでは物件(複合機)の所有権はリース会社にあります。物件の購入者(所有者)であるリース会社に、固定資産税がかかる訳です。

正直、固定資産税までの計算は面倒なもの。経費の処理だけというのは、手間と税金対策の両面で助かります。

災害時や破損時にも安心

リース契約で購入すると、”災害時や破損時にも安心”ということもあります。契約内容にもよりますが、所有権の関係で物件(複合機)の不具合はリース会社の責任に。当然、地震や津波など災害のトラブルもリース会社の問題です。

リース会社によってはトラブル防止のために”損害保険”に加入しているところも。地震や津波ほどでなくとも、”雷”により複合機が不具合を起こすことは珍しくありません。万が一にも保証があるというのは、それだけでも安心できるものです。

ただし、リース会社によっては十分な保証がないので、契約内容を十分に理解した上で手続きするのが良いでしょう。



複合機の購入 リースのデメリット

初期費用を抑えられる、リース料金を経費にできるなどリース契約にはメリットが目立ちます。しかし、リース契約にはいくつかのデメリットも。「現金で購入していたらよかった…」と後悔しないためにも、リースのデメリットも知っておきましょう。

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途中解約ができない

リースで購入すると、”(原則)途中解約ができない”ということが挙げられます。リース契約とはリース会社と交わした賃貸契約であり、同時に購入費用の”融資”を受けている状態。つまり、銀行にお金を借りているような状態なのです。

銀行にお金を借りているとして、「やっぱりやめます…」と自身の都合で途中解約はできません。契約内容にある期間を終えるか、支払いを完済する必要が。仮に、途中解約できたとしても、契約違反として相応の違約金が発生します。

リース契約を交わすのなら、最後まで契約を履行することを覚悟した上で手続きを進めることをおすすめします。

最終的な出費は高い

”最終的な出費が高い”というのも、リースで購入したときの不安点としてあります。リース会社も営利目的でリース契約を行っています。その為、リース物件(複合機)には一定額の利益を上乗せしたリース料金を提示している訳です。

銀行でお金を借りると利子(金利)が発生します。リース料金にはリース物件の購入価格に、利子が上乗せされているイメージです。月々の支払額は抑えられますが、最終的な出費を計算すると現金で購入するよりも割高になります。

月々のリース料金の安さだけに惹かれるのではなく、3年後,5年後と最終的な出費まで計算しておくのが良いでしょう。

買取はできない

リースで購入すると、途中解約だけでなく”(原則)買取もできない”のが一般的です。リース期間は3年または5年ほど。リース物件(複合機)の所有権はリース会社にあるので、リース満了時にはリース会社に返却する必要があります。

仮に、リース満了後もリース物件を使い続けたいのであれば、リース会社とリースを再契約できることが。リースの再契約期間は半年または1年間が一般的で、リース料金についても当初より割安に設定されていることがほとんどです。

契約内容にもよりますが、リース満了時になっても所有権が得られないというのは無視できないデメリットです。



リースでの購入をおすすめする人

途中解約できないこと、最終的な出費が高いことなどデメリットを理解していれば、リース契約というのは十分に魅力的な選択肢です。では、最後に複合機の購入手段として、リースをおすすめするのはどんな人なのか見ていきましょう。

初期費用を抑えたい人

まず、”初期費用を抑えたい人”はリースでの購入をおすすめします。

1台100万円以上する複合機、最上位機種にもなると500万円前後することも。最新のもの機能性の高いものほど価格は高い傾向に。「(欲しいけど)ちょっと高いから手が出せない…」と、購入を諦めている事業者は多いはずです。

その点、リースであれば1台100万円以上する機種も月々1万円前後から。リース会社によっては月々7,000円ほどで契約できることもあります。トナーや用紙代を合わせて2万円前後で抑えられるのは、経費的にも助かるものです。

経費処理を簡単にしたい人

次に、”経費処理を簡単にしたい人”というのもリースでの購入が向いています。

先述した通り、リース物件(複合機)の所有権はリース会社のもの。当然、リース物件にかかる固定資産税、購入価格に対しての”減価償却”の手続きもリース会社が行います。ちょっとしたことですが、経費処理は意外と手間です。

リースであればリース料金にかかる経費処理のみ。固定資産税や減価償却の計算、手続きする手間はありません。個人事業主や小規模事業者など、専任の経理担当の配置が難しい事業者にとっては人件費の節約にもつながります。

所有権のいらない人

最後に、”(リース物件の)所有権のいらない人”というのもリースで購入するのが良いでしょう。

複合機の耐用年数は5年ほど。つまり、法律的に”複合機は5年で価値がなくなります”ということです。また、複合機は精密機器なだけに、適切に点検・修理していても5年から7年ほどで性能が落ちたり、故障しやすくなったりします。

つまり、所有権があっても年代の経過しすぎた中古複合機というのは価値が低いのです。正直、5年以上経過した複合機というのは、適切に点検・修理されていないと買取してもらえません。むしろ処分に別途で費用がかかります。



複合機の購入

複合機の購入手段はメリット・デメリットを比較して

今回は、複合機の購入手段として”現金”と”リース”のメリット・デメリットをまとめてみました。現金とリースのどちらにもメリット・デメリットがあり、正しく理解しておくことで事業者ごとにベストな購入手段を選択することが可能です。

現金のメリット・デメリットを以下にまとめてみました。

  • 好きな機種を選べる
  • 所有権が自身にある
  • 中古買取にも出せる
  • 購入代金が高くなる
  • 経費処理が面倒臭い
  • 点検・修理も必要に

反対に、リースのメリット・デメリットは以下になります。

  • 初期費用を抑えられる
  • リース料金を経費にできる
  • 災害時や破損時にも安心
  • 途中解約ができない
  • 最終的な出費は高い
  • 買取はできない

予算に余裕があるのなら、自由に選べてかつ所有権もある現金での購入がおすすめです。対して、少しでも初期費用を抑えたい、経費処理を楽にしたいのであればリース契約が。両者のメリット・デメリットを比較して決めるのが良いでしょう。

ただし、どちらを選ぶにせよ、もっとも重要なのは”購入する業者をどこにするのか”ということ。

複合機の販売店にせよ、リース会社にせよ業者によって対応も契約内容も様々。複合機にはトナーや用紙が、定期的な点検・修理が必要です。できれば購入した販売店、契約したリース会社と長く付き合っていきたいものです。

もし、信頼できる業者を選びたいのなら、複数社から”相見積もり”を取りましょう。相見積もりを取ることで業者ごとの対応、契約内容を比較できます。少なくとも2,3社を比較することで、より信頼できる1社を選ぶことができるはずです。

ぜひ紹介した内容を参考にし、現金にせよリースにせよ、事業者ごとにベストな複合機を購入してみてください。